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REAL

現場のリアル

Project story01

ビジョン実現に向けた全社の意識改革

〜プロローグ〜

A社は、売上を上げる仕組みは整っている、
しかし、組織人事に関しての仕組みがほとんど存在していない会社でした。
A社は、設立して間もない会社ですが、斬新なビジネスモデルを用いて、急成長した会社です。
急成長したがゆえに、売上に対して組織が追い付かなくなっている時期に、アイアルマーズは出会いました。
A社は設立10年で売上高100億円を突破するというビジョンを掲げており、それを実現しうる組織構築が急務だったのです。

先方の経営幹部、そしてアイアルマーズ、一丸となった取り組みがスタートします。

〜本章〜

初めに取り組んだことは、全社員との面談。
223名と1時間30分/1名の面談を実施しました。
まずはどのような方々がどのような思いを持って働いているのか、把握する必要があります。

「この会社の考え方は大好き」
「勢いがあって、明るい未来が見える」

会社に対するポジティブな意見が沢山挙がりました。

一方で、ポジティブな意見を上回る、ネガティブな意見も沢山挙がりました。創業当時から在籍している幹部メンバーからは、

「昔みたいな良さ(家族のような雰囲気)がなくなってしまった」
「社長が何を考えているのか分からない」

現場のメンバーからは、「自分の所属部署は好き、でも他の部署のことはよくわからないし、好きではない」

上述したように、A社は急成長したベンチャー企業。少数で家族的に会社を運営していた数年前と比較すると、沢山人も増えました、部署も増えました、拠点も増えました。以前はコミュニケーション一つで解決できていたことが、組織の急激な拡大に伴い、難しくなってきている現状が浮かび上がってきます。経営トップである社長の真意が幹部に伝わらずに誤解が生じてしまったり、会社組織として一枚岩になるのではなく、敵対してしまったり、そのような現象が起こっていたのです。

223名分の声が集まりました。

・理念が浸透していない
・一体感が希薄になっている
・一体感がないが故、自分の仕事の価値を感じづらくなっている
・急成長に伴うポジション(役職)増加に対して、人の教育が追い付いていない
・評価制度が整っていないため、何をすると給与が上がるのか明確でないetc…


もちろん、他にもたくさんありますが、組織・人事という観点からは、上記のような大項目が課題として浮かび上がってきました。
ここからいよいよ
本格的な意識改革の活動がスタートします。

皆の気持ちが一つになっていない以上、どれだけ秀逸な制度や仕組みを確立しても、その効果は最大化しません。
まずは、皆の気持ちを一つにし、組織として戦うことができる状態を作っていくことが必要不可欠となります。

そこで発足したのが、「理念・ビジョン共有プロジェクト」です。
A社はなぜ存在し、何を目指しているのか、置かれている現状はどのような状況なのか、皆で共有するというプロジェクトです。
まず、経営層・幹部層が集まり、創業者である社長から、設立背景、これまでの歴史、どんな考え方を大切にしてきたのか、2時間かけて、全てお話いただき、会社の根幹を共有しました。そもそも経営層・幹部層が理解していなければ、現場に浸透のしようがありません。3ヶ月間をかけ、皆で改めて自社について徹底的に考えていったのです。

「もっと前からこういう話をしてこれば良かった」
「まずは自分達が変わる必要がある」
「もっと会社のことを部下に発信していこう」


経営層・幹部層の目、発言、行動がどんどん変化していきます。

経営層・幹部層が理解して、変化していくことはもちろん重要。
しかし、現場のメンバーも会社を理解し、自ら変わっていくことが重要です。

次なる施策は、
“全社員で会社を理解する、考える”ということ
南は沖縄、北は北海道、日本全国にいる223名の全社員に集まっていただき、全社員決起大会を実施することが決定しました。

全社員決起大会では、社長からは、これまでの歴史や今後の方針の発表、経営幹部や責任者からは自身の管轄部門の方針の発表、さらには、これまでの社員の皆さまの功績を称える表彰式を執り行うことが決定し、準備がスタートします。

A社にとって、初の試みであり、超重要施策です。
全体をプロデュースするアイアルマーズにもプレッシャーがかかります。

社長をはじめ、経営幹部の皆様と幾度となくミーティングを重ね準備を進めました。
迎えた全社員決起大会3日前、社長、経営幹部が集まり、最終リハーサルが行われました。
様々な意見が飛び交います。

「もっとこうした方が伝わるんじゃないか」
「これも入れた方が良い」
「動画を作った方が良いのではないか」etc…


社長、経営幹部の熱い議論が展開されます。それだけ、会社の変革に向けて、皆が本気です。しかし、残された時間はあと3日。

当然ながら、アイアルマーズも本気です。
何とか皆の要望を組み入れ、その場が最大化され、A社が変わること、それに向けて、3日間、奔走します。
そして迎えた当日。
社長、経営陣の熱い思いは、全社員に響きました。

「うちってこんな会社だったんですね」
「A社最高!」
「これからが勝負、変わっていきたい」


全社員面談でネガティブな発言が目立った社員が変わりました。
そして全社員決起大会が終了すると、社長、経営幹部の皆様とアイアルマーズによる打ち上げが開催されました。

「本当にやって良かった」
「これからに対して手ごたえを感じることができた」


会の開催に対する称賛の声、そして、

「アイアルマーズは社員以上に社員だね」
「これがやりたかったんですね!すごいです!」
「本当にありがとうございました!」


アイアルマーズに対する感謝の声が相次ぎました。
もちろん、簡単な仕事ではありません。
大変なことも沢山あります。
しかしこういった声をいただけ、会社が変わっていくことが、
それが何よりも大きなやりがいです。

決起大会後、アイアルマーズはその会社の人事部として、人事制度の確立を主導しました。
3年に渡る長期プロジェクトのもと、評価の仕組み、教育の仕組み、採用の仕組みを構築し、
A社は設立10年で売上高100億円を突破したのです。

プロジェクト終了後、A社の社長からいただいた言葉は忘れられません。

「100億突破したのは、アイアルマーズのおかげ、本当に感謝している」